1984年(昭和59年)に誕生したプレーンヨーグルト「小岩井 生乳(なまにゅう)100%ヨーグルト」をはじめ、数多くのヨーグルトを食卓に提供してきた小岩井乳業。最大の特長はなめらかでクリーミーな食感です。そんな小岩井乳業のプレーンヨーグルトの魅力をご紹介します。
小岩井乳業を代表する伝統の醗酵バター「小岩井 純良バター」。この発酵技術を生かして誕生したのが、小岩井乳業初のプレーンヨーグルトであり、今やロングセラーとなった「小岩井 生乳(なまにゅう)100%ヨーグルト」です。
1984年(昭和59年)発売当時、すでに市場では多くのプレーンヨーグルトが販売されており、小岩井乳業は、業界内では最後発でした。そこで、原材料、味覚、組織、パッケージ、発酵や粘度の管理と、すべての工程において徹底的にこだわることで、独自の良さを出すようにしたのです。
当時のプレーンヨーグルトといえば、原材料に脱脂粉乳が使われた、酸味の強い、ハードタイプのものが主流でした。そのような中、小岩井乳業が打ち出した「小岩井 生乳(なまにゅう)100%ヨーグルト」は、文字どおり生乳100%でできた、酸味のやわらかなソフトタイプのヨーグルトでした。
「自然なおいしさのヨーグルトをつくりたい」そのような思いから、「小岩井 生乳(なまにゅう)100%ヨーグルト」の原材料には生乳だけを使用しています。安定剤などは使わず、乳酸菌のちからだけでつくりあげることで素材本来のうまみやなめらかさを引き出すことに成功しました。
しかし、生乳はとてもデリケートで扱うのが非常に難しい原材料です。季節によって乳脂肪などの成分が変動することから、製造過程での温度の調節や、発酵時間の調整など、1年を通して一定の風味や粘度に仕上げるために多くの努力を重ねてきました。
なお、酸味を抑えたヨーグルトを開発した大きなきっかけは、多くのヨーグルトを試食する社内調査を行った結果、酸味が少ないヨーグルトが高く支持されたことにありました。
ヨーグルトの酸味は、発酵の際に乳酸菌がつくり出す乳酸がもとになります。小岩井乳業では、100種類以上の乳酸菌の中から乳酸を多くつくらないものを探し出し、半日以上かけてじっくりと発酵させています。そうすることで酸味がやわらかく、砂糖などを入れなくてもそのままおいしく食べられる味わいを実現しました。
ヨーグルトを製造するにあたって、特にこだわったのが、その「なめらかさ」です。
市販されている多くのプレーンヨーグルトとは違い、「前発酵」という製法を採用しています。前発酵製法は一般的に「のむヨーグルト」をつくるときに行われていますが、小岩井乳業独自の技術で、プレーンヨーグルトへの応用に成功。専用のタンクで半日以上かけてじっくりと発酵させ、丁寧に攪拌することで粒子を小さくし、なめらかな口あたりのソフトタイプのヨーグルトを実現させました。
時間がかかる製法のため効率的とはいえませんが、1984年(昭和59年)の発売以来、現在に至るまで、この方法を一貫して採用することで、小岩井がこだわるなめらかな味わいを守り続けています。また、おいしく召し上がれるように、粘度に独自の基準を設け、最適な状態にコントロール。それによって、口あたりのよさを安定的に保っています。
なめらかさを生かし、そのまま注げるパッケージづくりも追求して誕生したのが、独自の三角形のカップです。三角形の角度は、カップ内に残ったヨーグルトを最後までかきだせるよう、スプーンの先に合わせて調整。発売から30年以上も経った年現在でも業界唯一の形状として多くのお客様に支持されています。
小岩井乳業が自信をもってお届けする「なめらかさ」は、「小岩井 生乳(なまにゅう)100%ヨーグルト」をはじめ、なめらかさ最高級※シリーズとして受け継がれています。
※当社基準