世界中に1000種類以上あるといわれるチーズ。フランスには「1村に1チーズあり」という言葉があるように、それぞれの土地に根ざした地方色豊かなチーズが世界中には多数あります。
そんなチーズを大きく分類すると「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の2つに分かれます。
「ナチュラルチーズ」とは、乳を乳酸菌と凝乳酵素によって固め、ある程度水切りしたもの、又は熟成させたものです。これは、時間が経つにつれ、味も硬さも変化していきます。
一方、私達日本人にとって馴染み深い固形のチーズやスライスチーズは「プロセスチーズ」の仲間です。ナチュラルチーズを粉砕し、乳化剤を加えて、加熱溶解し加工処理されたものです。加熱することによって乳酸菌が死滅するので熟成は止まり、品質を一定に保つことができます。
それではここで、「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の違いを作り方で比較してみましょう。
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1.「ナチュラルチーズ」のつくりかた |
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2.「プロセスチーズ」のつくりかた |
以上の工程を簡単にまとめると、ナチュラルチーズは乳に乳酸菌と凝乳酵素を加え、固めたもの。
プロセスチーズはナチュラルチーズを原料に、乳化剤を加えて加熱溶融したもの、ということになります。
産地の風土や伝統、熟成による固有の味を楽しむナチュラルチーズと、保存性が高く、クセのない味わいと使い勝手の良さが魅力のプロセスチーズ。両方を上手に使い分けて、より楽しいチーズライフを送ってみませんか?
◆ビールに良く合うチーズは?
まぶしい日差しに夏の気配を感じ始めると恋しくなるのが「ビール」。そして、ビールに欠かせないものといえば「おつまみ」。ということで、ビールと相性のよい「チーズ」をご紹介します。
ナチュラルチーズの中で一般的にビールに良く合うと言われているのは・・・
→【ゴーダやミモレット等のセミハード、ハードタイプのチーズ】
ビールには、プロセスチーズ全般が良く合います。なかでもスモークしたものやハムやスパイス、ナッツなどを混ぜたものが特にビールにマッチします。
このように、ビールには、その味わいに負けない、インパクトのあるチーズが比較的良く合うようです。
最近では、国産、外国産を問わず様々な種類のビールが手軽に手に入るので、ビールが美味しくなるこれからの季節、お好みのビールとチーズのマリアージュ探しをして見るのも楽しいかもしれませんね。 |
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◆スパークリングワインに良く合うチーズは?
スパークリングワインというと“特別な日のお酒”というイメージが強く、日常の中で気軽に楽しむにはちょっと遠く感じてしまう方もいるかもしれません。しかし、最近ではスーパーでも、色々な国やフレーバーのスパークリングワインが販売されており、以前よりぐっと身近に楽しむことが出来るようになりました。
スパークリングワインの魅力といえば「シュワッ」と弾ける爽やかな泡。のどを通り抜ける清涼感は、まさに夏にぴったりのお酒です。
さらに、色々な料理に合わせやすいのも魅力的。もちろんチーズとの相性もバツグンです。 |
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ナチュラルチーズとスパークリングワインのおススメの組み合わせは・・・
→【甘口スパークリングワイン×青カビチーズ】: |
青カビチーズの塩気と果実の甘みがマッチ。 |
→【辛口スパークリングワイン×白カビチーズ】: |
クリーミーで柔らかい口あたりの白カビチーズは、スパークリングワインと絶妙な相性。 |
スパークリングワインは様々なチーズとよく合いますので、自分でお好みの組み合わせを探してみるのはいかがでしょう? |
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